濡れた髪にアイロンがNGな理由とは?【髪内部の仕組み】
「濡れた状態でアイロンを使うと髪が傷む」——聞いたことはあっても、なぜダメなのか知らない人は意外と多いもの。
髪の毛は内部に「水分」を多く含んでいて、濡れている状態ではキューティクルが開き、内部が非常にデリケートになっています。そんな状態に高温のアイロンを当てると、髪内部の水分が一気に蒸発し、髪のタンパク質が変性してしまうのです。
これは「タンパク変性」と呼ばれ、一度起こると元には戻りません。ゴワつき・パサつき・切れ毛などの原因になり、いわば“髪を焼いている”ような状態です。
【プロコメ】 髪のタンパク質は卵と同じ。濡れたまま高温で熱すると、ゆで卵のように固まってしまうんです。
実際どうなる?濡れた髪にアイロンをあてたときのダメージ
濡れた髪にアイロンをあてると「ジュッ」と音がすること、ありませんか?あれは髪内部の水分が一気に沸騰している証拠。
この時、髪の中で水蒸気爆発のような現象が起き、内部が空洞化してしまうことがあります。これをメデュラ損傷といい、髪の芯がスカスカになると、枝毛・切れ毛が発生しやすくなります。
さらに、キューティクルも高温で焼けてはがれやすくなり、色落ち・パサつき・ツヤ不足など、美髪とは真逆の状態に。せっかくのスタイリングも、ダメージでうまく決まらなくなってしまうのです。
【プロコメ】 音がする=水分が急激に蒸発してる証拠。ジュッと鳴ったらもう危険信号です。
髪を守るために!正しい乾かし方のステップ
「完全に乾かす前にアイロンしちゃう」という人、実は多いんです。でもそれが熱ダメージの大きな原因に。ここで美容師目線の正しい乾かし方をステップでご紹介します。
① タオルドライは“優しくしっかり”
髪をこすらず、タオルで包み込んで押さえるように水分を取るのがコツ。ゴシゴシするとキューティクルが傷ついてしまいます。
② アウトバス(洗い流さない)トリートメントをつける
熱保護成分が入っているものを選びましょう。アイロン前のダメージ予防に効果的です。
③ 根元から風を当てて、全体を8〜9割乾かす
最初に根元を乾かすのがポイント。毛先から乾かすと乾燥しすぎてしまいます。
④ 最後に冷風で全体を整える
仕上げに冷風を当てることで、キューティクルが引き締まり、ツヤが出やすくなります。
【プロコメ】 “しっかり乾かしてからアイロン”は、ダメージを防ぐ最強ルールです。
熱ダメージを防ぐおすすめアイテムと使い方
毎日使うアイロンやドライヤー。髪を守るには“熱から守る処理”が必須です。以下に、美容師としておすすめの「熱ケアアイテム」を紹介します。
① ヒートプロテクト付きアウトバストリートメント
アイロン前に使うなら、「熱で反応して補修するタイプ」が効果的。たとえば:
- エルジューダ グレイスオンセラム:[軟毛向け・やわらかい質感に]
- ロレッタ ベースケアオイル:[軽さ&香り重視派に人気]
- LOA THE OIL:[熱反応型補修×香水感覚のケア]
② アイロンの温度設定
熱ダメージを抑えるには160〜180℃が適温。それ以上はキューティクルを破壊するリスクがあります。
③ コーミングして熱を均一に
アイロンの前にコームやブラシでとかすことで、熱が均等に当たり、ダメージも分散されます。
【プロコメ】 熱で“固まる”タイプの成分は、仕上がりの質感UPにもつながるので一石二鳥◎
まとめ:美髪を守るには“乾かす順序と温度”がカギ!
「濡れた髪にアイロンはNG」というのは、美容師からすると“常識”ですが、意外と多くの方が無意識にやってしまっています。
正しく乾かしてから、熱から守る処理をして、アイロンの温度にも気をつける。この3ステップを守るだけで、髪のダメージは大きく減らせます。
- ✔ タオルドライ+しっかり乾かす
- ✔ ヒートプロテクトの使用
- ✔ 適正温度(160〜180℃)で時短セット
ほんのひと手間が、未来の髪の質を左右します。美髪を育てるなら、“乾かし方”から見直してみませんか?
【プロコメ】 アイロン前の「準備こそ命」。髪は毎日の積み重ねで変わりますよ◎
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